暮らしとお財布にやさしい、心とお金の余裕を生む情報活用TOP スポンサー広告
> スポンサーサイト> サイエンス・環境・食・健康
> 『水と体の健康学』(藤田紘一郎)はトンデモか?

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『水と体の健康学』(藤田紘一郎)はトンデモか? 

ここのところ、たまたま生業と副業のピークが重なり、今月はやっと二度目の更新となってしまいました。

しかも、昨日土曜日の明け方から、強烈な寒気と吐き気に襲われ、嘔吐レース(所謂、マーライオン)状態。胃の中って、こんなに入るの? というくらいの噴水ものでした。

で、漸く、仕事も体調もひと段落し、忘れられないうちに……。

で、件の『水と体の健康学』

水と体の健康学 なぜ熱中症には真水が危険?肉食系は超硬水でダイエット? (サイエンス・アイ新書)水と体の健康学 なぜ熱中症には真水が危険?肉食系は超硬水でダイエット? (サイエンス・アイ新書)
(2010/06/18)
藤田 紘一郎

商品詳細を見る
藤田センセには悪いが、トンデモな臭いがそこかしこに。まずは、目次を見とくなはれ(太字の項目が、私的に「とても怪しい」または「かなり怪しい」と思う部分)。


第1章 水はいのち
 1-1 いのちと魂の産湯は海水という「水」
 1-2 生命が誕生した海と生物の体液
 1-3 いのちの水を求めて
 1-4 生きとし生けるものがすべて水の現成(げんじょう)

第2章 水の超能力
 2-1 不思議な水
 2-2 クラスターは水の質とは無関係
 2-3 氷の構造・酸素は動かず水素は動く
 2-4 雪解け水は若返りの水
 2-5 水の構造と酒の熟成との関係
 2-6 細胞内の水は0℃で凍らない
 2-7 人間は体温が27℃になると凍死する
 2-8 皮膚のみずみずしさを保つ水
 2-9 水は熱しにくく、冷めにくい
 2-10 水はいろいろな物質を溶かす
 2-11 水の表面張力と界面活性剤
 2-12 死の水・蒸留水
 2-13 超純水・半導体生産には不可欠44
 2-14 重水・ブランデーより高価な水
 2-15 抗酸化力が付与された「プリズムウォーター」
 2-16 がんが消える水・重水減少水
 2-17 淡水魚も海水魚もいっしょに棲める水「ナノバブルウォーター」

第3章 体にいい水を求めて
 3-1 長寿に導く魔法の水
 3-2 カルシウム・パラドックス
 3-3 ルルドの湧き水
 3-4 硬水と軟水ができるしくみ
 3-5 ウォーターローディングで血管を柔軟に
 3-6 飲料水もグローバリゼーション
 3-7 マグネシウムも大切
 3-8 抗酸化力:現代社会で健康に生きるための武器
 3-9 「プラチナウォーター」で美肌効果を
 3-10 釜石鉱山の地底から湧きでる水
 3-11 厚生労働省が唯一「機能水」と認めたアルカリイオン水
 3-12 活性酸素を消去する還元電解水
 3-13 水素水は記憶力低下を抑える
 3-14 超硬水は「スリムウォーター」
 3-15 長湯温泉の超硬水
 3-16 疲れを取り、冷え症・肩こりに効く炭酸水
 3-17 ケイ素を含む四国カルストの天然水
 3-18 よい水の水源は環境が守られている
 3-19 煮沸・殺菌した水はミネラルウォーターではない
 3-20 「生水」を飲むと細胞が喜ぶ
 3-21 水に含まれるミネラルが健康な体をつくる
 3-22 ミネラルは必要だが多すぎてはいけない
 3-23 「おいしい水」と「健康によい水」
 3-24 パワーストーンでつくる「奇跡の水」
 3-25 「若返りの水」を自分でつくる

第4章 水の効果的な飲み方
 4-1 「目覚めの1杯」は生命の源
 4-2 寝る前に飲む水「宝水」
 4-3 正しい水の飲み方は「ちびりちびり」
 4-4 水を飲んではいけないときがある
 4-5 熱中症にはスポーツドリンク
 4-6 子供の「ペットボトル症候群」
 4-7 ダイエットには水分補給
 4-8 ボッシュマン博士の水飲みダイエット法
 4-9 水は飲みすぎてもいけない
 4-10 美容や痩身には少し多めの水
 4-11 藤田流・水飲み健康法
 4-12 「おいしい水」と思う水は体によい水
 4-13 血液型別、体に合う水・合わない水
 4-14 ゴルフの最中にビールを飲んではいけない
 4-15 二日酔いにはチェイサーとスポーツ飲料
 4-16 5日間でタバコがやめられる「水飲み禁煙法」
 4-17 飛行機に長時間乗るときも絶えず水分補給を
 4-18 水をおいしく飲むためには温度も大事
 4-19 肌を美しくよみがえらせる4種類の水
 4-20 アルカリイオン水は体重の5%以内を目安に
 4-21 和食には軟水、洋食には硬水
 4-22 お茶やコーヒーも水次第でひと味変わる
 4-23 水を使い分けてゴハンや料理をおいしく

第5章 安全でなくなった日本の水道水
 5-1 なぜ日本の水道水はまずくなったのか?
 5-2 発がん物質・トリハロメタンの発生
 5-3 塩素消毒による多量な有機塩素化合物
 5-4 トリハロメタンのない水道水に向けて
 5-5 ブルーベビー病を起こす硝酸態窒素
 5-6 水道水にも増えている硝酸態窒素
 5-7 飲料水中にもう1つの発がん性物質
 5-8 有機溶剤の水道水汚染
 5-9 酸化還元電位の高い水をつくる塩素
 5-10 寄生虫による水道水汚染
 5-11 家庭の必需品となった浄水器

第6章 正しい水の選び方ガイド
 〈省略〉


全体的に見れば、水に関して網羅的に解説した「分かりやすい」本であることは間違いないのですが、寄生虫学の専門家である著者が、化学や物理学の領域に関しては、怪しげな学者の言っていることを受け売りしているような点が目立ち、玉石混交と言わざるを得ず……。

さらには、ミネラルウォーターと浄水器を通した水の優位性を謳っている項目も多く、穿った見方をすると、お先棒を担がされてしまっているようにも思えます。

一例だけ解説を試みると――

2-16 がんが消える水・重水減少水

ですが、著者は、「ふつうの水、すなわち重水が含まれている水ではがん細胞は増殖するが、重水減少水(スーパーライトウォーター)はがん細胞の代謝を妨げ、アポトーシスを誘発する。薬や免疫による攻撃よりも有効である」と言います。

「ほんまかいな!」と耳を疑うような話です。もし、それがほんとうなら、がん治療は初期手術以外不要になりますね。

この説は、ハンガリーの某博士行った動物実験結果を鵜呑みにして紹介されているものですが、当然、この本の性格上、実験データも論文名もなにも明示されていません。極端な話、「何々博士が行った実験結果にこういうものがあるよ」と耳学問で紹介しているに過ぎない可能性すらあります。

数字らしきことには、1点だけ言及されています。

・某地域の住民にはがんになる人が少ない。
・その地域の人が飲んでいる水の重水濃度は140ppm程度
・一般的な水道水には150ppmの重水が含まれている

某地域が長寿やヨーグルトで有名なコーカサスであることや、重水濃度の違いが10%にも満たないことからも、いい加減な話を持ち出していることは否めません。

年を召した学者が、専門外のことを言い出すと、こういう老害になりかねないという典型です。

〈ハンガリーでは、1998年ごろから本格的に販売がはじまり、そのころからがん患者は減ってきています。〉と言いますが、別の理由なのではないでしょうか?

参考文献には、『水はなんにも知らないよ』の著者、左巻建男氏の

おいしい水安全な水 (入門ビジュアルエコロジー)おいしい水安全な水 (入門ビジュアルエコロジー)
(2000/08)
左巻 健男

商品詳細を見る
も挙がっていますが、いい迷惑でなけりゃいいんですけどねぇ。

さて、天羽優子女史なら、どう言うんでしょうか。
 
関連記事

コメント

ウォーターサーバー

サイトを拝見させていただきました。
お水は奥が深いですね。
参考にさせて頂きます。
何卒よろしくお願いします。

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://dohgo.blog22.fc2.com/tb.php/322-d8f9fc5b

Ⅲ-2 抗がん効果のある食べ物 (2)キノコ・ベリー類・香辛料やハーブ

4.免疫系を活性化するキノコ ・キノコに含まれるレンチナンやそのほかの多糖類が、直接免疫系を活性化する。 ・これらのキノコを食べている日本人は、食べていない人に比べ、胃がんの発症率が2分の1になることもある。 ・キノコのエキスを摂取している患者は...
  • [2010/12/27 03:56]
  • URL |
  • 健康、食、栄養、生活科学……に関する話題をお届け! |
  • TOP ▲
美容整形
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。