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日本はヨーロッパの縮図? その3 

前々回の「日本はヨーロッパの縮図?」で、

〈京都人の「よそはよそ、うちはうち」という気質はフランス的〉

ということを書いたのですが、最近、京都とフランスの共通点として、あることに気が付いたんです。

話は飛びますが、K1選手のジェローム・レバンナやシリル・アビディへのインタビューを聞いていて、何となく違和感を感じたことはありませんか?

違和感というのは、こういうことです。


別の選手を罵っていたり、対戦相手に怒りをぶつけていることは、テロップや表情を見ていて分かるのですが、話している言葉だけを聞いていると、怒っているのか一生懸命しゃべっているだけなのか、ほとんど区別が付かないというか、音声だけではかなり感情を汲み取りにくい、と思いませんか?

たまたま、うちの細君は週に一度、フランス語教室に通っているのですが、その細君が言うには、「フランス語は発音はあまり難しくないが、音読するときの抑揚(アクセントの置き方)が難しい」「意識すればするほど逆に、いらぬ箇所にアクセントを付けてしまう」そうです。

で、この2つから気付いたことは、フランス語と京言葉は抑揚の付け方――というよりは、抑揚の付けなさ加減に共通の傾向があるな、ということなんです。

例えば、英語で言うところの「疑問詞」で始まる疑問文に相当するフレーズを比較してみると――

 共通語(日本):なに食べたい?

では、「な」にアクセントがありますが、

 フランス語:Qu'est-ce que tu manger? (ケ ス ク チュ マンジェ)

では、最後の「ger」だけ・・にアクセントがきます。つまり、平坦に始まり平坦に進み、最後の音節だけ上がる、という抑揚です。そして、

 京言葉:なに食べはります?

では、最後の「す」、それも発話的には「すぅ」の「ぅ」だけ・・にアクセントがきて、最後だけ上がります。つまり、抑揚を付けるのは最終母音だけです。

ほかにも探せば何例も出てくるようなのですが、フランス語を勉強したことのある、とくに関西の方、いかがでしょうか?
(実は私、大学時代の第2外国語はドイツ語で、フランス語を勉強したことはありません。)

しかしながら、男性が使うフランス語と京言葉の迫力の無さは共通で、言語と気質には何かしら通ずるものがあると思った次第です。そう言えば、サルコジ大統領も過去のフランスの大統領も、その演説の巧みさ、説得力といった面では、アングロサクソン系諸国の大統領や首相よりも不利を否めない感がありますよね。

翻って、過去、東京育ちの人から、「関西人同士の会話を聞いて、最初、喧嘩していると思った」というようなことを何度も聞かされましたが、私からすれば、中国人同士の熱の入った会話もそのように聞こえます。なんでいつも怒っているのか?と。

片や商人の町と、片や商の国柄、やはり気質とコミュニケーションのスタイルは似てくるのかもしれません。実際、関西には半島・大陸方面がルーツ――弥生人系という意味で――の家系が多いのも確かですし。

結局のところ、差異があってこそ面白いというか、均質化してしまえば寧ろ日本らしくなくなる気がします。まっ、東京も大半は地方出身者家庭の集合体ですから、なにも経済の面以外で東京に合わせる必然性もないかな、と。

それでは。

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コメント

なるほど!

こんにちは!
ネットをさまよってココにたどり着きました。
なかなか興味深いお話で、何度も頷いてしまいました。
私も同じような事を感じておりまして、香港での広東語と大阪弁はかなり共通したアクセントがあります。
先に他言語のアクセントに慣れることが以外にも言語習得の早道なのかもしれませんね。

はじめまして!

その日暮らしさま

初コメント、たいへん、ありがとうございます。

「私も同じような事を感じておりまして、香港での広東語と大阪弁はかなり共通したアクセントがあります。」

とのこと、私は大陸の言語(会話)はからっきしなのですが、身近に香港系(イギリス系中国人系)大阪出身者がいますので、今度、聞いてみます。

またお越しください。

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